特集 消化管粘膜下腫瘍(SMT)の診療
4 .消化管粘膜下腫瘍の画像診断(2)PET, PET‒CT
倉田 精二
1
,
角 明子
1
,
椿 史裕
1
,
藤本 公則
1
,
安陪 等思
1
1久留米大学医学部放射線医学教室
キーワード:
消化管粘膜下腫瘍
,
GIST
,
平滑筋腫
,
神経鞘腫
,
FDG—PET
Keyword:
消化管粘膜下腫瘍
,
GIST
,
平滑筋腫
,
神経鞘腫
,
FDG—PET
pp.1479-1484
発行日 2018年10月20日
Published Date 2018/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000557
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消化管粘膜下腫瘍は粘膜に覆われて壁内に増殖する病変とされ,その多くの病変は上皮下より発生する間葉系腫瘍である.間葉系腫瘍はおもに筋原性腫瘍,神経原性腫瘍,消化管間質腫瘍(GIST)に分けられ,とくにGISTは消化管に発生する間葉系腫瘍のなかでももっとも多い.CT,MRI,FDG—PET(/CT)などの画像検査は悪性腫瘍の病期診断や再発診断に有用である.また,FDG—PET(/CT)は腫瘍の悪性度の予測に高い診断能を有する.ここでは消化管間葉系腫瘍のなかでもGIST,平滑筋腫,神経鞘腫に焦点を当て,それらの発生頻度,生物学的特徴,画像所見について述べる.
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