特集 消化器病漢方治療―理論と実践
巻頭言
屋嘉比 康治
1
1埼玉医科大学総合医療センター消化器・肝臓内科
pp.1327-1328
発行日 2018年9月20日
Published Date 2018/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000522
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漢方に初めて出会ったのは40年ほど前,東京大学医学部附属病院での若手医師による勉強会であった.集まったメンバーは私より2~3年先輩の若手のドクターで,勉強会で行ったことは「傷寒論」の読み合わせであった.傷寒論の原文を読む会で,漢文で書かれた本を手分けして担当し勉強会当日に解説し,理解を進める会であった.その会に参加していた先生方は大変に勉強熱心で何人もの先生が今や漢方医学の指導者になられている.そのなかのお一人が今回の特集号の執筆者でもあり,日本東洋医学会会長の佐藤 弘先生である.私は数回出てみたものの途中で脱落してしまったが,それでも貴重な経験をさせていただいた.
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