連載 内視鏡の読み方
白斑が治療効果と相関した好酸球性食道炎の一例
中村 康宏
1
,
菊池 大輔
1
,
飯塚 敏郎
1
,
栗林 泰隆
1
,
井下 尚子
2
,
布袋屋 修
1
1虎の門病院消化器内科、New York University Steinhardt School of Public Health
2虎の門病院消化器内科 病理部
キーワード:
好酸球性食道炎
,
白斑
,
縦走溝
Keyword:
好酸球性食道炎
,
白斑
,
縦走溝
pp.237-240
発行日 2018年1月20日
Published Date 2018/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000235
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
好酸球性食道炎は,食物や空気中の物質がアレルゲンとなり引き起こされるアレルギー性疾患であり,近年欧米のみならず本邦においても増加傾向である1).実際の疾患数の増加とともに,内視鏡医における認知度の向上が本疾患の発見率の向上に寄与していると考えられる.内視鏡的な特徴を把握していれば内視鏡診断は比較的容易なことが多いが,未だに正確な内視鏡診断がなされていない場合もある.本稿では好酸球性食道炎の内視鏡診断のプロセスについて症例を提示しながら解説する.
Copyright © 2017, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.