特集 求められる腎不全患者の緩和ケアとその人らしさのケア―あるべき姿を再考する
12.高齢腹膜透析患者の終末期を支える在宅緩和ケアと地域連携の実際―訪問診療に同行する看護師の立場から
加曽利 良子
1
1つばさクリニック岡山・看護師
キーワード:
腹膜透析
,
緩和ケア
,
地域連携
,
訪問診療
,
同行看護師
Keyword:
腹膜透析
,
緩和ケア
,
地域連携
,
訪問診療
,
同行看護師
pp.948-952
発行日 2026年9月10日
Published Date 2026/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003924
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90歳代男性の腹膜透析(PD)患者が,心機能低下と心血管疾患の進行により人生の最終段階となった.本人は療養型病院への入院ではなく,入居していた施設で最期まで過ごすことを希望した.訪問診療,訪問看護,施設職員,病院などが連携し,病状悪化後も患者の苦痛軽減を治療目標として,全身状態に応じてPDの実施方法を調整しながら継続した.その結果,本人は希望した施設で家族に見守られながら最期を迎えた.本事例を通して,腎不全患者の在宅・施設緩和ケアでは,医療情報と生活情報をつなぎ,患者の価値観や療養目標を多職種で共有するとともに,相談体制や役割分担を明確にすることが重要であることが示された.

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