特集 良好なバスキュラーアクセスを作製・維持するために
10.治療用カテーテルの選択
田口 秀彦
1,5
,
髙井 佳菜子
2,5
,
藤村 龍太
3,5
,
岡田 博司
1,5
,
市川 稔
4,5
1市立東大阪医療センター放射線科
2市立東大阪医療センター心臓血管外科
3市立東大阪医療センター腎臓内科
4市立東大阪医療センター循環器内科
5市立東大阪医療センター末梢血管センター
キーワード:
バルーンカテーテル
,
薬剤コーティングバルーン
,
ステントグラフト
Keyword:
バルーンカテーテル
,
薬剤コーティングバルーン
,
ステントグラフト
pp.1442-1447
発行日 2025年11月10日
Published Date 2025/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003641
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血液透析用シャントに対する経皮的血管形成術(PTA)においては,病変の形態や血管の特性に応じた適切な治療用カテーテルの選択が重要である.近年では,バルーンの構造的多様性に加え,薬剤コーティングバルーン(DCB)やステントグラフト(SG)など,再狭窄抑制を目的とした新しいデバイスも導入されている.本稿では,日本国内で使用されているPTAバルーンの分類と特徴,DCBおよびSGの理論的背景と臨床エビデンスについて概説し,バスキュラーアクセス長期開存のために求められるデバイス選択の要点を考察した.

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