特集 高齢者施設で生活する透析患者の実態
7.高齢者施設患者の受け入れ側透析スタッフの対応
小西 健一
1
1信楽園病院附属有明診療所・看護師
キーワード:
介護との連携
,
終の棲家
,
看取り
,
高齢透析患者
Keyword:
介護との連携
,
終の棲家
,
看取り
,
高齢透析患者
pp.1200-1207
発行日 2024年8月10日
Published Date 2024/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003122
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
透析患者の高齢化が進み高齢者施設利用者は増加している.透析治療は外来通院治療であるが車の運転はもちろん公共交通機関を一人で利用できなくなることや,食事や保清などの日常生活ができなくなる事例も少なくない.通所施設で他の高齢者と同様に食事や入浴のサービスを受ける患者の2事例から介護施設職員に対する透析患者特有の制限・注意点などの実際を示した.介護施設職員との関わりは,治療施設側の知りえない患者の生活状況を得る機会であり,双方向の情報共有は重要である.「終の棲家」である特別養護老人ホームに入所した高齢透析患者との終末期の関わりを振り返る.
Copyright © 2024, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.