震災医療-来るべき日への医療者としての対応
《その他》大規模避難について 受け入れ側の課題
栗山 三衛
1
1新潟県福祉保健部医務薬事課
キーワード:
放射性同位体
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
避難者
,
放射線測定
,
患者の受入
,
要介護者
,
新潟県
,
災害医学
,
放射能汚染
,
東日本大震災
Keyword:
Renal Dialysis
,
Kidney Failure, Chronic
,
Radioisotopes
,
Radiometry
,
Patient Admission
,
Refugees
,
Disaster Medicine
pp.1124-1128
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013059530
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<ポイント>・東日本大震災に際し、新潟県では、災害対策本部を立ち上げ、福島県等からの広域避難者を約1万人受け入れた。・この中には、人工透析患者の集団避難、原発周辺病院からの入院患者の広域転院搬送、介護施設からの集団避難等が含まれており、県内の医療関係者とも連携をとりつつ、受け入れ体制を整備していった。・今後は、病院自体による避難計画の策定とあわせ、こういった入院患者等の大規模避難の受け入れ・搬送対策についても、都道府県レベルの防災計画の中で検討されるべき課題となっており、とくに、行政と医療機関、消防、自衛隊等の連携体制の構築が重要である。
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