特集 在宅・長時間透析2023―快適で長生きするために
1.在宅血液透析の現状
政金 生人
1,2
1 清永会矢吹病院
2 日本在宅血液透析学会・理事長
キーワード:
患者中心の医療
,
人生の質
,
在宅透析推進
,
医療費削減
Keyword:
患者中心の医療
,
人生の質
,
在宅透析推進
,
医療費削減
pp.1035-1040
発行日 2023年8月10日
Published Date 2023/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002672
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在宅血液透析はライフスタイルに合わせた十分な透析量を確保でき,QOLが高く,完全社会復帰ができる患者中心の医療の典型である.しかしながらわが国でわずか748人(0.21%)の患者がその恩恵にあずかるのみで,その普及啓発に課題がある.簡便な専用機器の開発,患者家族の負担を軽減する安全管理システム,光熱費への支援など患者を支えるシステムの整備などが必要である.同時に,医療者への普及啓発を進め,在宅血液透析を末期腎不全治療の一つのオプションとして確立させることが重要である.
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