特集 透析施設における感染症対策 2023
第Ⅱ章 感染予防各論 3 肝炎ウイルス 4)C型肝炎の管理と治療
豊田 秀徳
1
1大垣市民病院消化器内科
キーワード:
C型肝炎ウイルス
,
慢性感染
,
直接作動型抗HCV薬
,
感染予防
,
肝細胞癌
Keyword:
C型肝炎ウイルス
,
慢性感染
,
直接作動型抗HCV薬
,
感染予防
,
肝細胞癌
pp.838-843
発行日 2023年6月10日
Published Date 2023/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002625
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・C型肝炎ウイルス(HCV)は血液感染するウイルスであり,透析症例においては感染予防が必要である.
・昨今の経口抗HCV薬(直接作動型抗ウイルス薬;DAA)により,ほぼ全例でHCVは体内から完全排除されるようになった.
・HCV感染においてはHCVは体内から完全排除されており,これらの症例は非感染例として対応すべきである.
・抗HCV薬によるHCV排除症例においても肝細胞癌の発生をはじめとする肝合併症のリスクは継続しており,サーベイランスの継続は必須である.
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