特集 透析施設における感染症対策 2023
第Ⅱ章 感染予防各論 1 インフルエンザ 2)インフルエンザワクチンと治療
安藤 亮一
1
1石川記念会
キーワード:
インフルエンザ
,
透析患者
,
ワクチン
,
ノイラミニダーゼ阻害薬
,
バロキサビル・マルボキシル活性体
Keyword:
インフルエンザ
,
透析患者
,
ワクチン
,
ノイラミニダーゼ阻害薬
,
バロキサビル・マルボキシル活性体
pp.791-798
発行日 2023年6月10日
Published Date 2023/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002618
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・透析患者はインフルエンザ重症化のハイリスク群であり,透析施設においては特別の対策を要する.
・インフルエンザワクチンは透析患者で有効であり,流行前にスタッフ,患者に接種することが強く推奨される.
・透析患者では,診断後ただちに抗インフルエンザ薬の投与を行う.
・抗インフルエンザ薬としては,オセルタミビルなどのノイラミニダーゼ阻害薬が一般的であるが,新規のバロキサビル・マルボキシル活性体も使用可能である.
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