特集 透析施設における感染症対策 2023
第Ⅱ章 感染予防各論 2 新型コロナウイルス感染症 1)新型コロナウイルスワクチン
竜崎 崇和
1
,
吉藤 歩
1,2
1東京都済生会中央病院腎臓内科
2慶應義塾大学医学部感染症学
キーワード:
新型コロナウイルス感染症
,
ワクチン
,
細胞性免疫
,
抗体価
Keyword:
新型コロナウイルス感染症
,
ワクチン
,
細胞性免疫
,
抗体価
pp.799-807
発行日 2023年6月10日
Published Date 2023/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002619
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・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,ワクチン接種開始以前は透析患者で死亡率30%を超える致死的感染症であった.
・ワクチンの感染予防効果は変異株の発現とともに減弱しているが,重症化予防には寄与している.
・透析患者はワクチン3回目接種以降に,液性・細胞性免疫ともに強く活性化され,それらにより予後が改善している可能性がある.
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