増刊号 豊富な処方例でポイント解説! 耳鼻咽喉科・頭頸部外科処方マニュアル
9 上気道感染症
インフルエンザ
濵田 洋平
1
,
青木 洋介
1,2
1佐賀大学医学部附属病院感染制御部
2佐賀大学医学部国際医療学講座臨床感染症学分野
キーワード:
インフルエンザ
,
抗インフルエンザ薬
,
ノイラミニダーゼ阻害薬
,
バロキサビル
,
予防投与
Keyword:
インフルエンザ
,
抗インフルエンザ薬
,
ノイラミニダーゼ阻害薬
,
バロキサビル
,
予防投与
pp.166-169
発行日 2023年4月30日
Published Date 2023/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203337
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処方のポイント
●インフルエンザは治療選択肢の多いウイルス性疾患であり,症状緩和や重症化・合併症防止のため,発症後48時間以内であれば抗インフルエンザ薬の投与が推奨される.
●重症例や肺炎症例ではバロキサビル,オセルタミビルやペラミビルが推奨され,外来患者や肺炎のない入院患者ではいずれの薬剤も選択肢となる.抗インフルエンザ薬の成分や剤型の違いを理解し,重症度や患者背景に応じて使い分けることが重要である.
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