特集 透析医療システムの将来と医師の働き方改革
3.タスクシフト(2)看護師の診療範囲
佐藤 久光
1
1増子記念病院
キーワード:
透析療法
,
診療の補助
,
特定行為
,
慢性腎臓病療養指導看護師
Keyword:
透析療法
,
診療の補助
,
特定行為
,
慢性腎臓病療養指導看護師
pp.1487-1491
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001979
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看護職による「診療の補助」の業務内容とその範囲は,医療技術の進歩や現場の状況により変化する.医師の「包括的指示」により看護職は具体的な検査指示や薬物の投与などを行うことができる.「働き方改革」の流れのなかで,看護職による医療行為の範囲は拡大してきている.そのため,高い医学的な知識・技術・経験・判断力のある看護職の育成が求められている.慢性透析療法の現場では,学歴や長期の研修期間にあまり縛られない慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)の果たす役割が大きい.と同時に「特定看護師」「専門看護師」「認定看護師」といったハイレベルな資格取得者は,施設を越えて相互連携し,指導的役割を担うことが求められている.
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