特集 最近の胃瘻の話題
胃瘻管理のタスクシフト
吉元 あゆみ
1
Ayumi Yoshimoto
1
1長野県立こども病院看護部
pp.439-442
発行日 2025年4月25日
Published Date 2025/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001173
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はじめに
団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け,今後の急性期医療から在宅医療などを支えていくために一定の診療の補助行為を行う看護師を計画的に養成することを目的として,2015年に看護師特定行為研修が開始された。特定行為研修を修了した看護師は,患者の状態を見極めてタイムリーに対応し,専門性を発揮することで質の高い医療・看護を効率的に提供することが期待されている1)。さらに,2024年から始まった医師の働き方改革で医師業務のタスクシフトの推進においても,21区分38行為の特定行為について,それぞれの区分の研修を終了した特定行為研修修了看護師(以下,特定看護師)の活躍が期待されている。

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