特集 透析医療システムの将来と医師の働き方改革
3.タスクシフト(1)医師の診療体制
本田 浩一
1
1昭和大学医学部内科学講座腎臓内科学部門
キーワード:
改正医療法
,
シフト制
,
フレックス制
,
裁量労働制
Keyword:
改正医療法
,
シフト制
,
フレックス制
,
裁量労働制
pp.1483-1486
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001978
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改正医療法の成立に伴い,2024年4月より新たな診療体制での医師の働き方が求められる.医師の労働体制を抜本的に改革し,いかに長時間労働を是正するのかが大きな課題である.医師として診療行為を行う場合は労務として問題はないが,大学病院は診療以外に教育や研究も担っており,労務内容により労働と規定される時間と自己研鑽と称する非労働時間と解釈される部分が混在する.同じ労務内でも両者が混在する場合,どこで線引きを行うのかはきわめて複雑で,対応することは容易ではない.昭和大学附属病院では週日化診療が実施され,シフト制診療が導入された.一方,コロナ対策からの新たな人員配置が求められ,シフト制診療や働き方改革を維持することへの課題があるのも現状である.
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