特集 CKD・透析患者の最近の知見による体液管理
【特集コラム】新しいバイオインピーダンス法
渡邉 公雄
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1聖路加国際病院腎臓内科
キーワード:
バイオインピーダンス法(BIA)
,
seca
,
ECW/TBW
Keyword:
バイオインピーダンス法(BIA)
,
seca
,
ECW/TBW
pp.1190-1191
発行日 2021年9月10日
Published Date 2021/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001899
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近年,多周波数生体電気インピーダンス法(multi frequency bioelectrical impedance analysis;BIA)が透析患者の体液管理に有用であるとする報告がなされるようになった1).現在,BCM®(フレゼニウス社)やIn Body®(インボディ・ジャパン社)などが医療現場で用いられることが多いが,2018年3月,新たなBIA機器としてseca mBCA 525®仰臥位型体組成計(seca社,以下,seca)が日本において発売された.このsecaの特徴として,①体水分量や細胞外水分量がゴールドスタンダードである重水素希釈法や臭化ナトリウム希釈法と強く相関すること,②健常日本人の基準値が搭載されていることが挙げられる.本稿ではこの新しいBIA機器であるsecaについて概説する.
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