検査技師のためのME講座 エレクトロニクス入門・4
インピーダンス
田頭 功
1
1東北工業大学電子工学
pp.641-644
発行日 1985年7月1日
Published Date 1985/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203403
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前回,インダクタンスやコンデンサ回路では,電流と電圧の関係を表すには,大きさと位相の二つに分けて表示すること,また,大きさの関係を表すときの比例定数(オームの法則では抵抗に相当する)は,リアクタンスと呼ばれ,誘導性リアクタンスと容量性リアクタンスの2種類があることを学びました.
抵抗,インダクタンス,コンデンサに流れる電流を基準に考えると,抵抗に生ずる電圧降下は,電流と同相,インダクタンスの場合,電圧の位相は90゜進み,コンデンサの場合は,電圧は電流に対して90゜位相が遅れる性質をもっています.
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