特集 透析医療における災害対策
ハザードマップの活用
原田 孝司
1
1衆和会長崎腎病院
pp.724-724
発行日 2021年8月10日
Published Date 2021/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001792
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近年,自然災害の頻度が増加し,その規模が大きくなってきている.自分が住んでいる地区または患者にとっては治療を受けている施設地区の自然災害の被害を予測しておくことは重要である.国土交通省:国土地理院が中心となって全国的に地域的なハザードマップが作成されている.ハザードマップとは,自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で,被災想定区域や避難場所・避難経路など防災関係施設の位置などを表示した地図である.防災マップ,被害想定図などともいわれている.その地域の被害の要因となる地形や地盤の特徴および過去の災害履歴の基づき災害が想定される地域の避難場所・避難経路など防災地理情報が求められる.全国の地方自治体ごとに図に示すような,ハザードマップポータルサイト上の地図に災害種別を選択することにより,その地域のリスクレベルが色分けされて表示されている.
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