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バイオハザードとコンタクトレンズ―アカントアメーバ
山田 誠一
1
,
宮本 豊一
2
,
原沢 功
2
,
山田 利津子
3
1東京医科歯科大学医学部医動物学教室
2聖マリアンナ医科大学臨床検査部
3聖マリアンナ医科大学眼科学教室
キーワード:
アカントアメーバ
,
コンタクトレンズ
,
角膜炎
Keyword:
アカントアメーバ
,
コンタクトレンズ
,
角膜炎
pp.911-913
発行日 1998年8月15日
Published Date 1998/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903812
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われわれはめがねによって視力を調整でき,不自由さが改善された.そして,人間の果てしない欲望はめがねでも不自由さがまだ残るということで,目に直接レンズをはめ込み(角膜上にレンズを置き),視力を矯正させる方法を工夫した.そのレンズも材質のいっそうの向上が計られ,ハードコンタクトレンズからソフトコンタクトレンズへと開発がなされ,また,長時間の連続装用も可能となってきた.
しかし,いいことばかりでなく,コンタクトレンズ装用者に,難治性の角膜炎が発症することがあるとわかった.1974年,Nagingtonら1)によって,アカントアメーバ(Acanthamoeba)による角膜炎感染症が報告され,わが国では,1988年に最初に報告2)されて以来,80余例をみるほど多くなった.
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