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特集 外科臨床に役立つ統計学
I. 総論
3.生存曲線の基本とハザード比の考え方
Estimation of survival curves and hazard ratio
森田 智視
1
S. Morita
1
1京都大学医学統計生物情報学
キーワード:
生存曲線
,
ハザード比
,
エンドポイント
,
群間比較
Keyword:
生存曲線
,
ハザード比
,
エンドポイント
,
群間比較
pp.805-809
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_805
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本稿では,全生存期間や無増悪生存期間に代表されるイベントが生じるまでの時間,time-to-eventデータ解析について基礎から解説する.特にハザード比については詳細に説明する.化学療法が主流であった時代から免疫チェックポイント阻害薬に代表される癌免疫療法時代までのプライマリエンドポイント設定の変遷についても議論したい.また,癌免疫療法の治療効果を柔軟かつ的確に評価するための新しい解析手法についても説明する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020