特集 透析看護分野の看護師の認定・研修制度と社会から求められるもの
4.認定・研修制度の目指すもの(5)診療看護師教育と透析看護
山西 文子
1
1東京医療保健大学東が丘・立川看護学部
キーワード:
診療看護師
,
特定行為
,
コンピテンシー
,
クリティカル領域
Keyword:
診療看護師
,
特定行為
,
コンピテンシー
,
クリティカル領域
pp.261-268
発行日 2021年3月10日
Published Date 2021/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001650
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看護師の免許取得後に5年以上の実践経験がある看護師が,2年間の大学院教育で医学・病理学・薬理学など(58単位)を学び,診療看護師の資格を得ると,医師が不在でも疾病をもった患者に何を実施すれば良いかの高度な判断ができ,身に付いた技術(医行為)を駆使し,医師の指示で一定程度の診療を行い,患者,家族,医療関係者のなかにあってより良い医療の提供を協働できる.診療看護師は透析療法を受けている患者に対してもその役割を果たすことができる専門的能力を身に付けている.結果的に医師の診療科偏在や過剰労働を緩和し,医師でなくてはできない行為に専念することが可能となる.
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