特集 高齢透析患者の療養生活支援―事例を通して見えてくるもの
2.各論―実践報告(5) 高齢腹膜透析患者の療養支援と課題―患者・家族を支えるためのチーム医療と地域連携
濵井 章
1
1杏林大学医学部付属病院看護部・透析看護認定看護師/慢性腎臓病療養指導看護師
キーワード:
高齢者
,
腹膜透析
,
チーム医療
Keyword:
高齢者
,
腹膜透析
,
チーム医療
pp.1433-1438
発行日 2020年10月10日
Published Date 2020/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001509
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透析患者は毎年増加し,日本の人口の高齢化とともに維持透析を受ける透析患者の高齢化も進んでいる.透析治療は目標指向型である必要があり,腹膜透析(PD)を施行する患者と,ケアチームとの間で共同意思決定に基づいて処方される必要がある.また,PD 患者の人生の目標を達成させることで,生活の質をできるだけ維持すること,症状や治療の負担を最小限に抑えつつ,質の高いケアを提供することが目的とされている.高齢のCKD 末期患者に対して,なるべく環境の変化が少なく,循環動態の変動が少ない治療として在宅治療であるPD が推奨されている.
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