症例による透析患者の画像診断
腹部CT がPKD の腎囊胞感染の診断に有用であった1 例
影山 美希子
1
,
岩瀬 茉未子
1
,
荒川 洋
1
,
植田 敦志
1
1日立製作所日立総合病院腎臓内科
キーワード:
多発性囊胞腎
,
難治性囊胞感染
,
単純 CT
,
巨大囊胞
,
囊胞ドレナージ
Keyword:
多発性囊胞腎
,
難治性囊胞感染
,
単純 CT
,
巨大囊胞
,
囊胞ドレナージ
pp.515-519
発行日 2020年5月10日
Published Date 2020/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001267
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多発性囊胞腎(polycystic kidney disease;PKD)において,囊胞感染症はしばしば発生する重篤な合併症である.閉鎖腔である囊胞内の感染であるため抗菌薬治療が奏効しにくく,難治化し再発を繰り返すことも多い1).今回,発熱と感染囊胞に一致しない非限局性の腹痛を認め,腹部CT が診断に有用であったPKD の腎囊胞感染を経験したので報告する.
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