特集 内科医に知ってもらいたい シン・腎臓診療
[Chapter 1] 「内科」から「腎臓内科」への道標
腎臓に囊胞があるのは正常? それとも異常?
鈴木 康夫
1
,
片山 鑑
1
1三重大学医学部附属病院 血液浄化部
キーワード:
腎囊胞
,
Bosniak分類
,
多発性囊胞腎
Keyword:
腎囊胞
,
Bosniak分類
,
多発性囊胞腎
pp.21-25
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_21
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★★単発性腎囊胞には単純性腎囊胞と複雑性腎囊胞があり,鑑別にはBosniak分類を使用する.
★★多発性囊胞腎は常染色体顕性多発性囊胞腎(ADPKD)が多いが,合併症の鑑別,トルバプタン使用の可否を判断するために専門医への紹介が必要である.
★非典型ADPKDには遺伝子診断も有用である.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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