特集 透析生活をサポートする―各職種ができることと限界
2.看護師の視点から―患者が病と生きる方策をともに考える
不動寺 美紀
1
1日本赤十字社福岡赤十字病院看護部
キーワード:
慢性疾患患者への理解
,
QOL
,
療養行動
Keyword:
慢性疾患患者への理解
,
QOL
,
療養行動
pp.1609-1614
発行日 2019年12月10日
Published Date 2019/12/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001133
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
超高齢化社会による家族背景の変化や併存疾患をもつ透析患者の増加により,透析中のケア以外に医療者に求められる役割は拡大している.透析とともに生きる患者が,療養生活のなかで健康的であると感じられるQOL の維持を目指し,多職種と連携し支援することが看護師の役割である.その人らしいより良い生活はさまざまであることを理解し,医療者としてできること,できないことを患者に伝え対話を重ねながら,ともに妥協点を見出していく.また,限りある医療制度や社会資源を活用しながら,患者個々のQOL が維持できるよう,多職種・多部門,関連施設間や行政と連携して支援する.
Copyright © 2019, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.