特集 標準血液透析を再考する―最良の透析処方・管理技術とは
1.患者一人ひとりに合わせた血液透析処方の選択
政金 生人
1
1清永会矢吹病院腎不全総合対策室
キーワード:
患者視点のアウトカム
,
在宅血液透析
,
長時間透析
,
蛋白漏出型透析
,
オンラインHDF
Keyword:
患者視点のアウトカム
,
在宅血液透析
,
長時間透析
,
蛋白漏出型透析
,
オンラインHDF
pp.1121-1126
発行日 2019年8月10日
Published Date 2019/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001012
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患者一人ひとりに合わせた最良の血液透析処方を選択するためには,愁訴の改善や栄養状態の維持などの患者にとってメリットのある治療目標を設定し,モニタリング指標を明確にする必要がある.若年者に対しては在宅血液透析や長時間透析など透析量を上げるための治療介入がもっとも基本的であるが,高齢者では徹底的にQOL を重視した介入を試みるべきである.透析時間延長などの透析プログラムによる介入が困難な場合は,患者の臨床症状や愁訴の推移をモニタリングしながら低分子量蛋白の除去を強化していく.
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