CKD 患者におけるがん化学療法─透析患者を中心に
III がん種から見た抗がん剤の使用法 5 泌尿器がん
近藤 千紘
1
1虎の門病院臨床腫瘍科
キーワード:
腎機能障害
,
透析
,
泌尿器がん
,
薬物療法
Keyword:
腎機能障害
,
透析
,
泌尿器がん
,
薬物療法
pp.853-862
発行日 2019年6月20日
Published Date 2019/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000946
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
• 前立腺がんのホルモン療法,化学療法は肝代謝が多く,腎機能低下例や透析例でも治療可能である.
• 骨修飾薬を使用する際は,ゾレドロン酸では腎機能に応じた用量調節を,デノスマブでは活性型ビタミンD の補充に留意する.
• 腎がんの分子標的療法や免疫チェックポイント阻害薬は,腎機能低下症例や透析例でも使用可能と考えられており,複数の症例報告が存在する.
• 尿路上皮がんの化学療法は,シスプラチン不適症例にはカルボプラチンを使用する.
Copyright © 2019, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.