CKD 患者におけるがん化学療法─透析患者を中心に
III がん種から見た抗がん剤の使用法 1 肺がん
落合 亮介
1
,
太田 修二
1
,
関 順彦
1
1帝京大学医学部内科学講座腫瘍内科
キーワード:
慢性腎不全
,
非小細胞肺がん
,
小細胞肺がん
,
化学療法
,
分子標的薬
,
免疫療法
Keyword:
慢性腎不全
,
非小細胞肺がん
,
小細胞肺がん
,
化学療法
,
分子標的薬
,
免疫療法
pp.818-825
発行日 2019年6月20日
Published Date 2019/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000942
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• CKD 合併肺がん患者への化学療法はその投与法に明確な基準はなく,実臨床では症例報告を基にした治療法を選択している.
• CKD 合併非小細胞肺がん患者ではおもにタキサン系抗がん剤,あるいはカルボプラチンの投与が選択されている.
• 分子標的薬,免疫チェックポイント阻害薬は CKD 合併非小細胞肺がん患者に比較的安全に使用可能である.
• CKD 合併小細胞肺がん患者ではカルボプラチン,エトポシド併用療法が選択される.
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