特集 慢性腎臓病の看護実践をリフレクションする
3.実践報告(5) 血液透析患者の看護:維持期看護―腎臓リハビリテーションにより透析中の筋痙攣を改善しえた事例
大森 泉
1
1甲府共立病院血液浄化室・慢性疾患看護専門看護師
キーワード:
血液透析
,
筋痙攣
,
腎臓リハビリテーション
Keyword:
血液透析
,
筋痙攣
,
腎臓リハビリテーション
pp.291-295
発行日 2019年3月10日
Published Date 2019/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000828
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透析患者は種々の原因による慢性的な運動不足やサルコペニアの状態にあり,その予防・改善を目指し,近年,腎臓リハビリテーションが注目されている.長期間,透析中の筋痙攣を呈する患者に対して,運動療法を行うことで筋痙攣の改善がみられた事例を経験した.透析の合併症である筋痙攣は除水過多,ドライウエイトが低く設定されすぎている,血圧低下などが要因となって起こりやすいが,筋力の低下が原因となって起こることも考えられる.下肢の筋痙攣は腎臓リハビリテーションの一環として運動療法を行うことで改善がみられることがある.
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