特集 透析室の感染症へどう対応するか
各論 9.季節性インフルエンザ流行期の対応
柏木 哲也
1
1日本医科大学腎臓内科
キーワード:
インフルエンザ
,
季節性インフルエンザ流行
,
院内感染
,
標準予防策
Keyword:
インフルエンザ
,
季節性インフルエンザ流行
,
院内感染
,
標準予防策
pp.611-618
発行日 2018年6月10日
Published Date 2018/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000499
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透析患者は,インフルエンザのハイリスク群であり,重症化しやすく,死亡率も高いといわれている.透析施設は,集団で長時間にわたり透析治療を行うことが必要であり,インフルエンザに感染しても透析を続ける必要があるため,インフルエンザ流行時には,アウトブレイクする可能性がある.このため日頃より患者教育・スタッフ教育・環境整備などの対策を講じる必要があり,流行状況には細心の注意を払い早期発見および早期からの抗インフルエンザ薬の投与を行うことが重要である.
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