症例による透析患者の画像診断
〔症例報告〕240μg/week の高用量ダルべポエチンアルファ静脈注射により貧血改善を認めた骨髄異形成症候群合併維持透析患者の1例
橋本 整司
1
,
山本 理恵
1
,
眞岡 知央
1
,
中垣 祐
1
,
渡邊 加奈子
1
,
横山 あい
1
,
吉田 美穂
2
,
西尾 充史
2
,
小池 隆夫
1
1NTT東日本札幌病院腎臓内科・透析センター
2同血液・腫瘍内科
キーワード:
高用量ダルべポエチンアルファ
,
静脈注射
,
骨髄異形成症候群
Keyword:
高用量ダルべポエチンアルファ
,
静脈注射
,
骨髄異形成症候群
pp.1635-1638
発行日 2017年11月10日
Published Date 2017/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000251
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骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome;MDS)は造血細胞の異常な増殖とアポトーシスによって特徴づけられる単クローン性の疾患で,高齢者に多く発症し,近年患者数が増加している重要な疾患である.MDS に対する赤血球造血刺激因子製剤(ESA)の有効性は,エビデンスが示され確立しており,日本血液学会「造血器腫瘍診療ガイドライン」にて推奨グレード2A で推奨されている1).それを受けて本邦では,2014 年12月末よりMDS における健康保険適用の追加承認があり,ダルベポエチンアルファ(DA)240 μg/week 皮下注射での使用が可能となった.
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