特集 医療統計の再構築に向けて
【事例】電子カルテの経営への利用
医療情報システムと病院経営
松波 己
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1医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院
キーワード:
電子カルテシステム
,
病院経営
,
医療情報システム
,
DPC
,
クリニカルパス
Keyword:
電子カルテシステム
,
病院経営
,
医療情報システム
,
DPC
,
クリニカルパス
pp.122-124
発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101381
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手稲渓仁会病院は1987年12月に開設された病床数547床の急性期総合病院である.24診療科,医師数213人,職員約1,300人,新型救命救急センター,ドクターヘリ基地病院,臨床研修病院などを担い,隣接する10診療科を有する手稲渓仁会クリニックと合わせて「手稲渓仁会医療センター」と呼称している.また,DPC対象病院であり,7対1看護基準を取得.電子化パスを採用し,パス数200,パス利用率45%となっている.2007年度の病院実績は平均在院日数10.8日,手術数6,756件,救急車搬送台数4,116台,ドクターヘリ出動要請件数485件,病床稼動率は91%である.
2000年5月,手稲渓仁会クリニックを開設するにあたり,電子カルテ導入に踏み切った.当初は外来診療のみの電子カルテから,診療支援システム,看護支援システム,オーダリングシステム,クリニカルパスシステムへと徐々に拡大,浸透,発展させ,部門システム,医療情報ネットワーク,経営管理,物流などとの接続,連携を進めながら現在に至っている.
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