投稿論文 紹介
閉鎖式採血システムの誤使用による検体への液体混合率の検討
塩 久
1
,
森 英明
,
二階 哲朗
,
齊藤 洋司
1島根大学 医学部麻酔科学教室
キーワード:
検体取り扱い法
,
採血
,
機器機能不全
,
生理食塩水
,
維持液
Keyword:
Equipment Failure
,
Specimen Handling
,
Saline Solution
,
Blood Specimen Collection
pp.429-433
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022140592
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
閉鎖式採血システムにおいて、採血部の三方活栓誤使用により採血部内にデッドスペースが生じ液体が残った場合、採血結果に影響が生じる。誤使用についての注意喚起の一助とするため、採血部にプラネクタSC(ジェイ・エム・エス、広島市)が付属した閉鎖式採血システムの模擬回路を作製し、デッドスペース内の液体の採取検体への混合率を調査した。混合率は、検体量0.3ml、1mlでそれぞれ42±2%、14±1%(平均値±標準偏差)と大きかった。
Copyright© 2022 KOKUSEIDO CO., LTD. All Rights Reserved.