投稿論文 症例報告
輪状甲状間膜穿刺チューブの予防的留置により低酸素血症から速やかに回復した口腔悪性腫瘍手術患者の経験
岡田 玲奈
1
,
関 博志
,
橘 継国
,
小鹿 恭太郎
,
大内 貴志
1東京歯科大学市川総合病院 麻酔科
キーワード:
気管切開術
,
気道閉塞
,
口腔出血
,
口腔腫瘍
,
舌疾患
,
全身麻酔
,
酸素欠乏
,
出血-術後
,
緊急手術
,
腫脹
,
下顎骨切り術
,
輪状甲状靱帯穿刺
Keyword:
Hypoxia
,
Anesthesia, General
,
Tongue Diseases
,
Airway Obstruction
,
Oral Hemorrhage
,
Tracheotomy
,
Mouth Neoplasms
,
Postoperative Hemorrhage
,
Mandibular Osteotomy
pp.1088-1091
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022003877
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口腔悪性腫瘍手術では、術後の腫脹や出血、血腫の形成により上気道閉塞を来すリスクがある。今回、予防的に留置した輪状甲状間膜穿刺チューブから酸素投与を行い、低酸素血症から速やかに回復した症例を経験した。術後気道閉塞を来しうる手術では、予防的輪状甲状間膜穿刺により気道管理の安全性が向上する可能性がある。
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