投稿論文 症例報告
感染性心内膜炎を契機に直腸がんを診断した1症例
林 穏江
1
,
堀田 有沙
,
京 優妃
,
國政 充子
,
藤本 幸一
,
清水 雅子
,
中本 あい
,
吉川 範子
,
大平 直子
,
立川 茂樹
1住友病院 麻酔科
キーワード:
心エコー図
,
心内膜炎-感染性
,
腺癌
,
潜血反応
,
直腸腫瘍
,
連鎖球菌感染症
,
CA-19-9抗原
,
Streptococcus bovis
,
低位前方切除
Keyword:
Echocardiography
,
Streptococcal Infections
,
Adenocarcinoma
,
Streptococcus bovis
,
Occult Blood
,
Rectal Neoplasms
,
Endocarditis, Bacterial
,
CA-19-9 Antigen
pp.641-645
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021256346
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症例は、53歳の女性である。感染性心内膜炎(infective endocarditis:IE)に対して僧帽弁置換術を施行した。血液培養でストレプトコッカス・ボビスを検出し、同菌によるIEや菌血症は大腸がんを高率に合併するため、術後精査を行ったところ直腸がんと診断された。弁置換術2ヵ月後に直腸がんの根治術を施行し、問題なく終了した。
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