投稿論文 総説
心臓腫瘍を有する患者の麻酔管理
村田 雄哉
1
,
高橋 伸二
1筑波大学附属病院 麻酔科
キーワード:
腫瘍侵入性
,
心筋疾患
,
心臓腫瘍
,
心臓弁膜症
,
麻酔
,
流血中腫瘍細胞
Keyword:
Anesthesia
,
Heart Neoplasms
,
Cardiomyopathies
,
Heart Valve Diseases
,
Neoplastic Cells, Circulating
,
Neoplasm Invasiveness
pp.354-360
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021194612
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心臓腫瘍は、腫瘍の形態や発生部位によって循環に多彩な影響を及ぼすため、注意を要する。われわれは、腫瘍の発生部位や状態によって、心臓腫瘍の症状を6つに分類した。それに対応するように、心臓腫瘍を有する患者の麻酔管理の留意点を挙げた。この留意点を踏まえたうえで、経食道心エコーを中心としたモニタリングにより腫瘍の状態を観察し、安全な麻酔管理が行われることを期待する。
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