投稿論文 紹介
地域における救急救命士挿管実習後の追跡調査報告
姜 乃佳
1
,
山口 裕充
,
宇於崎 奈古
,
鈴木 謙介
,
白石 義人
1静岡県立総合病院 麻酔科
キーワード:
質問紙法
,
救急医療技術者
,
生涯教育
,
気管内挿管法
,
再訓練専門教育
,
需要評価
Keyword:
Emergency Medical Technicians
,
Intubation, Intratracheal
,
Education, Continuing
,
Education, Professional, Retraining
,
Needs Assessment
pp.1341-1346
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021080697
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2009年の日本麻酔科学会第56回学術集会において、「救急救命士挿管実習後のアウトカム」を発表し、当時の結果は挿管による救命率がきわめて低く、制度の見直しが必要と報告した。今回、当院において気管挿管実習を行った地域の2消防に属する89名の救急救命士にアンケートによる追跡調査を行い再検討した。その結果、90%以上は地域連携や教育の意味での病院実習や技術維持のためには追加講習が必要と考えていた。救急救命士による挿管実習と教育の弾力的運用により、救命率のさらなる向上を目指すことが必要である。今後、早急に総務省による全国規模のデータベースの整備と検証、さらには救急救命士の実習の弾力的運用が望まれる。
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