発行日 2002年4月1日
Published Date 2002/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2002205999
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2001年10月,ついに本邦でも日本航空の国際線に除細動器が搭載されることになった.そして12月には医師不在時の搭乗員による緊急時の除細動が許可されることになった.欧米の主要な航空会社は除細動器を旅客機に搭載するようになり,2000年には全米の旅客機への搭載を義務づける方針が米国議会で決まった.本邦ではまだ義務づけられてはいないが,それでも大きな前進といえる.旅客機に搭載される除細動器は,体外式自動除細動器(AED)と呼ばれ,特に操作が簡単にできている.AEDの積極的活用を組み入れた世界の蘇生術は,特にこの1,2年,著しい変革を遂げつつある.そして本邦は,世界のグローバルスタンダードから取り残されようとしている
©Nankodo Co., Ltd., 2002