投稿論文 委員会報告
日本麻酔科学会偶発症例調査 2012-2016年の偶発症発生頻度の報告 偶発症例(肺塞栓)専門部会報告
日本麻酔科学会安全委員会
キーワード:
術中合併症
,
心停止
,
低血圧
,
データ収集
,
不整脈
,
麻酔
,
酸素欠乏
Keyword:
Anesthesia
,
Arrhythmias, Cardiac
,
Hypoxia
,
Hypotension
,
Intraoperative Complications
,
Heart Arrest
,
Data Collection
pp.1259-1266
発行日 2020年11月10日
Published Date 2020/11/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021050839
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この論文では、2012年から2016年の偶発症例の発生頻度について報告する。データは日本麻酔科学会の認定施設より提出されたものである。2012年には847施設、1,558,907名のデータで、2016年には1,086施設、2,125,640名の麻酔患者データが集まっている。観察期間の麻酔中心停止の頻度は2.3-3.0/10,000麻酔患者であり、その30日死亡率は58.7-63.1%であった。全体では、9,069,662例の麻酔症例中2,378例の心停止が起こっていた(2.63/10,000麻酔患者)。日本における麻酔中心停止の頻度は減少傾向で、欧米の発生頻度と比べると少ない傾向であった。
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