投稿論文 短報
3MTMベアーハガーTM深部温モニタリングシステムを用いて前腕の深部温を測定し、胸部交感神経遮断の効果判定を行った1症例
長瀬 秀顕
1
,
清水 雄
,
田中 誠
1筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター茨城県厚生連総合病院水戸協同病院 麻酔科
キーワード:
胸腔鏡法
,
交感神経切除術
,
術中モニタリング
,
前腕
,
体温
,
多汗症
,
皮膚疾患-手部
,
温度測定
,
胸神経節
Keyword:
Forearm
,
Sympathectomy
,
Monitoring, Intraoperative
,
Hand Dermatoses
,
Hyperhidrosis
,
Thoracoscopy
,
Body Temperature
,
Thermometry
pp.1205-1207
発行日 2020年11月10日
Published Date 2020/11/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021050831
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16歳男。手掌多汗症に対して胸腔鏡下交感神経遮断術を施行し、効果を判定するため3Mベアーハガー深部温モニタリングシステムと、表面型サーミスタ温度プローブ409Jを装着した。深部温モニタリングシステムは前額部と左右前腕に貼付し、409Jは左右手掌に装着した。深部温モニタリングシステムでは神経遮断直後から右前腕の温度が速やかに上昇し、遮断20分後には0.9℃の上昇が認められた。一方、409Jでは遮断20分後でも温度変化はほどんと認められなかった。
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