投稿論文 原著
膵頭十二指腸切除術における脈波変動指標を用いた目標指向型輸液管理の検討 前後比較研究
村上 千晶
1
,
河野 裕明
,
近藤 明男
,
井上 万哉也
1徳島県立中央病院 麻酔科
キーワード:
血管収縮剤
,
術中管理
,
膵頭十二指腸切除
,
輸液療法
,
前向き研究
,
後向き研究
,
治療成績
,
脈波解析
,
動脈圧
,
Crystalloid Solutions
,
HES 130-0.4
Keyword:
Retrospective Studies
,
Treatment Outcome
,
Pancreaticoduodenectomy
,
Intraoperative Care
,
Vasoconstrictor Agents
,
Crystalloid Solutions
,
Prospective Studies
,
Pulse Wave Analysis
,
Arterial Pressure
,
HES 130-0.4
pp.124-132
発行日 2020年2月10日
Published Date 2020/2/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2020162128
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膵頭十二指腸切除術における脈波変動指標(pleth variability index:PVI)を用いた目標指向型輸液管理の有効性を検討した。従来の輸液管理群のデータを後ろ向きに収集し、パルスオキシメータRadical-7(マシモジャパン、東京)で測定されるPVIを指標として輸液管理を行った群(PVI群)と、輸液量、輸血量、出血量、尿量、昇圧薬投与量、腎機能、在院日数、術後合併症発生率などに関して比較検討を行った(前後比較研究)。PVI群で総輸液量と晶質液投与量が有意に減少した。在院日数、術後合併症発生率に有意差はなかった。
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