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統計ノート 数値の示し方
浅井 隆
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
統計
,
臨床研究・疫学研究
Keyword:
Statistics as Topic
,
Epidemiologic Studies
pp.133-135
発行日 2020年2月10日
Published Date 2020/2/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2020162129
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医学系研究論文においては、対象者の身長、体重などの身体的特徴や、麻酔時間などさまざまなデータの集計結果を数値で示すが、有効数字という概念と、臨床的に意味のある数値を考慮して示す必要がある。例えば成人の平均年齢を示す場合、一般的に1年未満の年齢差は臨床的に意味がないと判断し、51.2歳あるいは51.9歳ではなく、51歳と52歳とすべきである。一方、新生児の場合には、例えば出生5日と34日の差は臨床的に意味があると判断し、そのように示すべきである。
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