適正な輸液とは何か? 各疾患の輸液
周術期輸液の実際
豊田 大介
1
,
牧 裕一
,
小竹 良文
1東邦大学医療センター大橋病院 麻酔科
キーワード:
代用血漿
,
浮腫
,
脱水症
,
麻酔
,
輸液療法
,
失血-外科
,
臨床プロトコール
,
周術期管理
,
生体機能回復
,
Crystalloid Solutions
Keyword:
Anesthesia
,
Clinical Protocols
,
Dehydration
,
Edema
,
Plasma Substitutes
,
Blood Loss, Surgical
,
Recovery of Function
,
Perioperative Care
,
Crystalloid Solutions
pp.91-95
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017288240
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従来の輸液管理は晶質液で積極的に脱水補正,導入時負荷,維持,サードスペース補充,出血に対する初期補充を行ってきた.最近は麻酔薬の変化,サードスペースの概念の変化,術後回復力強化の重視などが引き金となり,制限的輸液管理,目標指向型輸液管理へとシフトしつつある.目標指向型輸液管理は晶質液の投与制限,血圧,尿量以外の血行動態ゴールの設定および膠質液のボーラス投与の繰り返し(輸液チャレンジ)による血行動態ゴール達成で構成されている.
©Nankodo Co., Ltd., 2017