投稿論文 原著
硬膜外麻酔併用全身麻酔下において、輸液製剤の違いが循環動態に与える影響の比較検討
山田 麻由子
1
,
田辺 久美子
,
長瀬 清
,
飯田 宏樹
1岐阜大学医学部附属病院 麻酔科疼痛治療科
キーワード:
一回拍出量
,
血液循環
,
代用血漿
,
硬膜外麻酔
,
心拍数
,
全身麻酔
,
輸液療法
,
前向き研究
,
動脈圧
,
Crystalloid Solutions
,
心係数
Keyword:
Anesthesia, Epidural
,
Anesthesia, General
,
Stroke Volume
,
Heart Rate
,
Crystalloid Solutions
,
Plasma Substitutes
,
Prospective Studies
,
Blood Circulation
,
Arterial Pressure
pp.1282-1287
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021080690
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硬膜外麻酔併用全身麻酔下において、輸液負荷の内容の相違が循環動態に与える影響を検討した。方法:広汎または準広汎子宮全摘出術を受けた患者を対象とした。局所麻酔薬を硬膜外腔に投与後に膠質液、あるいは晶質液250mlを20分間で投与した。その後、60分間の平均動脈圧、心拍数、心係数、1回拍出係数、1回拍出量変動を記録し、晶質液群と膠質液群間でこれらを比較した。結果:すべての項目において両群間に有意差はなかった。結論:末梢血管拡張状態での輸液負荷の循環動態に及ぼす影響は、膠質液と晶質液では差異がない可能性がある。
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