投稿論文 症例
Simpson-Golabi-Behmel症候群の2例
太田 有紀
1
,
倉地 功
,
櫻井 淳
1東京都立大塚病院 形成外科
キーワード:
外科的皮膚弁
,
骨切り術
,
骨延長法
,
X線CT
,
SPECT
,
変異
,
鼻形成術
,
MRA
,
遺伝学的検査
,
口蓋形成術
,
成長曲線
,
Glypican 3
,
Simpson-Golabi-Behmel症候群
,
口唇形成術
,
頭蓋形成術
Keyword:
Genetic Testing
,
Surgical Flaps
,
Bone Lengthening
,
Mutation
,
Tomography, Emission-Computed, Single-Photon
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Osteotomy
,
Rhinoplasty
,
Magnetic Resonance Angiography
,
Growth Charts
,
GPC3 Protein, Human
,
Simpson-Golabi-Behmel Syndrome
pp.710-717
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2021256356
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症例1は10ヵ月男児で、身体的特徴、臨床経過からSimpson-Golabi-Behmel症候群(SGBS)と診断された。三角頭蓋に対して整容的改善を主目的として1歳0ヵ月時に頭蓋骨切り術と骨延長器装着による頭蓋形成術を行った。また、小指多指症に対して1歳3ヵ月時に形成術、停留精巣に対して1歳5ヵ月時に外科にて整復術、口蓋裂に対して1歳7ヵ月時に口蓋形成術を行った。身長は常に+2SD以上であり、体重は6歳まで+2SDで経過している。症例2は0ヵ月男児で、身体的特徴、臨床経過および生後1歳3ヵ月の遺伝子検査にてSGBSと診断された。横隔膜ヘルニアに対して出生後2日で外科にて閉鎖術が行われ、両側唇顎口蓋裂に対して0歳3ヵ月で口唇形成術、1歳6ヵ月で口蓋形成術を行った。身長は1歳以降+2SD以上、体重も+1~2SDが継続している。
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