投稿論文 特別寄稿
動画で見えるポイント アクションカメラを用いた形成外科手術撮影 安価で簡便なビデオ撮影
島田 賢一
1
1金沢医科大学 形成外科
キーワード:
顔面腫瘍
,
外科的皮膚弁
,
腱損傷
,
写真撮影
,
術中期
,
組織エキスパンダー
,
皮膚疾患-顔面
,
皮膚腫瘍
,
母斑
,
動画
,
多指症
,
肘部管症候群
,
デジタルカメラ
Keyword:
Facial Neoplasms
,
Facial Dermatoses
,
Skin Neoplasms
,
Surgical Flaps
,
Tendon Injuries
,
Polydactyly
,
Nevus
,
Tissue Expansion Devices
,
Intraoperative Period
,
Motion Pictures
,
Photography
,
Cubital Tunnel Syndrome
pp.364-369
発行日 2020年3月10日
Published Date 2020/3/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2020247090
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アクションカメラの1つであるGoPro Hero 5 sessionを用い整形外科手術撮影を行った117例について検討した。手術部位は乳房59例、顔面26例、手・上肢22例、下肢8例、その他2例であった。その結果、露出は通常16-32のフィルターを用いることで良好な画像が得られた。動作可能時間については、今回設定の2.7K解像度での撮影時間は約1時間30分と短かったが、携帯型バッテリーと直接接続することで3~4時間以上の連続使用が可能であった。画角については、画角設定で魚眼を無効にすることで、乳房手術や皮弁など術野の比較的大きい場合には十分撮影可能であった。一方、手外科や顔面手術などの術野が狭い場合には、得られた動画画像を編集ソフト上でトリミング・編集する必要があった。
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