特集 分層採皮創の治療戦略
分層採皮創に対する採皮創内部分切除および戻し植皮
政岡 浩輔
1
,
青木 大地
,
小倉 明人
,
川北 育子
1製鉄記念広畑病院 形成外科
キーワード:
Gentamicins
,
壊死
,
熱傷
,
手外傷
,
人工皮膚
,
経皮投与
,
膿皮症
,
皮膚移植
,
皮膚潰瘍
,
皮膚疾患-下肢
,
包帯
,
圧挫損傷
,
デルマトーム
Keyword:
Burns
,
Gentamicins
,
Crush Injuries
,
Skin Ulcer
,
Skin, Artificial
,
Administration, Cutaneous
,
Leg Dermatoses
,
Skin Transplantation
,
Hand Injuries
,
Necrosis
,
Pyoderma
,
Bandages
pp.299-307
発行日 2020年3月10日
Published Date 2020/3/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2020247085
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当科で大腿の分層採皮創に対して採皮創内部分切除および戻し植皮を行った6例の成績について検討した。年齢は平均63歳で、植皮術が適応された疾患は外傷・熱傷が4例、慢性潰瘍が2例であった。採皮部の大きさは9~21×5cmで、植皮の厚さはすべて12~14/1000 inchであった。全例で植皮・戻し植皮はすべて生着し、部分切除部の創離開などは認めず、経過中にびらんの発生や肥厚性瘢痕の合併症も認められなかった。
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