特集 分層採皮創の治療戦略
分層採皮創の陰圧下管理 長期経過後の採皮創の質の観点からの検討
輪湖 雅彦
1
,
鈴木 文子
1国立病院機構神戸医療センター 形成外科
キーワード:
大腿
,
臀部
,
経皮投与
,
皮膚移植
,
色素沈着症
,
色素脱失
,
Trafermin
,
陰圧閉鎖療法
,
デルマトーム
Keyword:
Hyperpigmentation
,
Hypopigmentation
,
Administration, Cutaneous
,
Skin Transplantation
,
Thigh
,
Buttocks
,
Negative-Pressure Wound Therapy
,
Trafermin
pp.314-324
発行日 2020年3月10日
Published Date 2020/3/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2020247087
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大腿部外側および臀部の分層採皮創に対し陰圧閉鎖環境下で管理を行い、12ヵ月以上経過観察できた11例の採皮部瘢痕の質について検討した。その結果、感染症例および部分的に厚く採皮したと思われる1例を除くと、肥厚性瘢痕化を来した例はみられなかった。一方、色素沈着や色素脱失などの皮膚色調異常は軽度のものが多かったが、ほぼ全例で認められた。
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