特集 分層採皮創の治療戦略
分層採皮創に対する余剰植皮片移植の効果
福岡 晃平
1
,
陶山 淑子
,
森田 真紀
,
八木 俊路朗
1鳥取大学医学部附属病院 形成外科
キーワード:
Alginates
,
パラフィン
,
Petrolatum
,
ポリウレタン
,
Silicones
,
熱傷
,
写真撮影
,
大腿
,
臀部
,
背部
,
皮膚移植
,
治療成績
,
創傷被覆材
,
ガーゼ
,
瘢痕拘縮
Keyword:
Burns
,
Silicones
,
Treatment Outcome
,
Alginates
,
Skin Transplantation
,
Thigh
,
Polyurethanes
,
Paraffin
,
Petrolatum
,
Photography
,
Back
,
Buttocks
pp.308-313
発行日 2020年3月10日
Published Date 2020/3/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2020247086
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過去9年間に当科で分層採皮創に対して戻し植皮を行った55例(男性39例、女性16例、平均年齢59.9歳)の成績について検討した。採皮部位は大腿56ヶ所、臀部2ヶ所、背部2ヶ所の計60ヶ所であった。上皮化までの日数は平均19.3日で、治癒遅延は5ヶ所(8%)、上皮化後のびらん形成は12ヶ所(20%)で認められた。びらん形成を認めた領域はすべて自然上皮化部であり、戻し植皮部にはびらん形成がみられなかった。
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