特集 分層採皮創の治療戦略
高齢者における分層採皮創の治療戦略
上原 理恵
1
,
大谷津 恭之
,
窪 昭佳
,
中村 健
,
武田 啓
1長野県厚生農業協同組合連合会佐久総合病院佐久医療センター 形成外科
キーワード:
Alginates
,
Neomycin
,
Paget病-乳房外
,
熱傷
,
術後管理
,
生殖器腫瘍-男性
,
多剤併用療法
,
経皮投与
,
膿皮症
,
皮膚移植
,
皮膚潰瘍
,
皮膚腫瘍
,
外科用ステープリング
,
術後感染症
,
創傷被覆材
,
Kaplan-Meier法
,
弾性包帯
,
デルマトーム
Keyword:
Burns
,
Genital Neoplasms, Male
,
Skin Neoplasms
,
Skin Ulcer
,
Surgical Stapling
,
Alginates
,
Administration, Cutaneous
,
Neomycin
,
Skin Transplantation
,
Paget Disease, Extramammary
,
Pyoderma
,
Postoperative Care
,
Drug Therapy, Combination
,
Compression Bandages
,
Kaplan-Meier Estimate
pp.288-298
発行日 2020年3月10日
Published Date 2020/3/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2020247084
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過去5年間に当院で電動デルマトームを用いて分層植皮した65歳以上の高齢者42例を、採皮創に戻し植皮法を行ったSGBD群37例と非SGBD群5例に分け比較検討した。その結果、SGBD群において戻した皮膚は全例で生着していた。上皮化日数は、SGBD群で中央値12日、非SGBD群で15日と、SGBD群で有意に短かった。合併症は、非SGBD群では感染2例、再びらんに伴う難治性潰瘍4例を認めたが、SGBD群では感染1例のみであった。
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